臨床栄養部
食事は生命の源である栄養素を補給すると同時に、食品や調理の嗜好を楽しんだり、一緒に食べることによって人間関係をスムーズにするなど、生きる喜びを生み出す機能を持っています。病院給食では、食事も治療の一環であるという認識を持ち、患者様の病状・栄養状態・嗜好を把握し、疾病の回復に貢献できるよう、個人個人にあった食事提供を心がけています。
食事について(一例)
【行事食】
【産後食】
【嚥下食】
【ドック食】
栄養指導について
糖尿病や腎臓病・心臓病などの患者様のベッドサイドを訪問して行います。入院中の食事を説明することにより、意識をもって食事に慣れて頂き、退院後の食事の目安にして頂ければと考えています。また、退院前には、在宅に戻られてからの参考にしていただけるように、献立をお渡ししています。生活習慣病と呼ばれる糖尿病・高脂血症・心臓病などはもちろん、妊娠高血圧症食や小児栄養の相談など様々な栄養相談、栄養食事指導を実施しています。食事療法を通して、患者様の健康回復・疾病予防や再発の防止に貢献できればと考えています。
集団栄養指導(予約制)
糖尿病教室、減塩教室、心リハ教室、両親学級、離乳食教室などを行っております。
※コロナ状況下により、現在は中止しております。
栄養指導を受けてみませんか
- 栄養指導は予約制なので、再度来院するのが面倒
- いつでも栄養指導を受けていただけます。ご都合が悪ければ、ご予約もできます。(月~金曜 9:00~17:00)
- 忙しくて食事指導を受ける時間がない
- 身体は一つです。忙しいからこそ健康回復・疾病予防・再発防止のために食事療法が必要です。少しだけ時間を作ってみませんか?
- いまさら食事療法は無理だろう、
この年になって…好きなものを食べればいい - 年齢は関係ありません。いつまでも健康でいられるために、まずは出来ることから改善してみましょう。
- 聞いても守れない、外食や付き合いが多くて無理
- 個人個人にあった改善方法を考えます。
最初からあきらめずに、一度話を聞いてみませんか?
- 単身で、自分で食事をつくっていない方、
またはつくれない方 - 現在の食生活を見直すことから始めます。堅苦しい枠にはまった栄養食事指導ではなく、本当に実行できることを見つけ出して、食生活を改善し、治療効果を上げることが目標です。また利用可能なサービスについてもお話します。
- 一度話は聞いたので、もう必要ない
- 食生活は改善できましたか? 一度聞いたら終わりではなく、一つ一つ目標を設定して、気長に改善していくものなので、継続が必要だと考えています。継続は力なり!再確認&レベルアップを目指しませんか?
- メディアで紹介された食品を体に良いと思って食べている方
- 同じ食品ばかりを摂取するのは好ましくありません。かえって害になる場合もあります。疾病をお持ちの方は、医師や管理栄養士に相談されることをお勧めします。
栄養指導を受けるには
まずは、申し込まれた各診療科で診察を受けて頂きます。診察の結果、栄養食事指導が必要と判断された場合は、医師が指示箋を発行してから、栄養食事指導を受けて頂きます。また、ご自身からご希望される場合は、主治医または看護師までお申し出ください。家庭で食事療法を行う場合は、ご家族の手助けが必要となりますので、指導の際には内容を理解し、協力して頂ける方の同伴をお勧めします。初回は食生活についての聞き取り調査がありますので、お時間が30~40分かかる場合もあります。今までの食生活を見直してみませんか?臨床栄養部は、皆様のライフスタイルをサポートします。
NST(栄養サポートチーム)について
栄養管理はすべての栄養管理の基盤であり、適切な栄養管理により病気の早期回復につながります。当院のNSTは所定の研修を修了した医師、管理栄養士、看護師、薬剤師とリハビリスタッフ、臨床検査技師で構成されています。
NSTメンバーはNST専門療法士や病態栄養専門管理栄養士の資格を持ったスタッフも在籍しております。
- 活動内容
- 各専門職がそれぞれの専門知識や技術を持ち寄り、チームで栄養管理を行います。現在は病棟ごとにNSTがあり、患者様に応じた栄養管理に関する提案(栄養補給方法や栄養補給内容等)をしています。
保健指導、特定保健指導の実施
人間ドックをご利用の方々を対象に、生活習慣病予防を目的とした栄養面でのアドバイスを行っています。
管理栄養士・栄養士養成施設の校外実習の受け入れ
- 同志社女子大学
- 龍谷大学
- 大手前栄養製菓学院専門学校
- 大和学園京都栄養医療専門学校
- 大阪夕陽丘学園短期大学
- 帝塚山大学
- 京都華頂大学
- 大手前大学
チーム医療への参加
- 心臓リハビリテーションチーム
- がんリハビリテーションチーム
- 化学療法委員会
- 糖尿病チーム
- 透析予防委員会
- 褥瘡委員会
- リエゾン骨粗鬆症チーム
- 産後ケアプロジェクトチーム
- など