腎臓内科
腎臓はあらゆる臓器の中で最も重要な体内環境維持装置です。
従って、腎臓の機能が破綻すると様々な影響が心臓、血管、血液、骨・関節等の他臓器に及びます。
反対に、様々な疾患や他臓器の異常は、腎臓の負担となり腎機能障害を引き起こします。
腎臓内科は内科の中でも幅広い疾患群を対象としています。
外来
腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全、慢性腎臓病などの患者様の診療を行っております。
また、腎機能障害に関連する高血圧、高脂血症、高尿酸血症、糖尿病の管理も行っています。病状により、入院加療にて食事療法・薬物療法・患者指導を行っています。
慢性腎臓病について
近年、慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)という概念が提唱されています。
慢性腎臓病は悪化すると重大な心血管疾患を引き起こし、人工透析が必要になるなど、非常に恐ろしい疾患です。高齢化が進行している現代日本では、生活習慣病、特に糖尿病、高血圧等を基盤として人工透析が必要な末期の慢性腎臓病患者が着実に増加し、社会問題化しつつあります。これらの状況を考慮して、国は平成24年から新たに人工透析導入予防対策のための費用を保険診療にも取り入れましたが、その早期発見と早期治療の重要性は以前から指摘されているとおりです。
健康診断などで腎臓病を疑われた場合や、腎機能異常を指摘された場合は、かかりつけ医と相談の上、紹介状をご持参してご受診ください。地域医療連携室でご予約が必要です。
慢性腎臓病は、下記の2項目に変化がある場合に疑われます。
- 1.検尿異状が見つかった場合(尿たんぱく、尿潜血)
- 2.血清クレアチニン値の上昇