耳鼻咽喉科(耳鼻咽喉科センター)
耳鼻咽喉科のご紹介
耳鼻咽喉科は、耳、鼻、咽喉頭(のど)を中心に診察する専門的な医療分野です。ただし、それだけではなく、首から上の脳と目以外の領域も担当しており、非常に多くの病気を扱っています。聴覚、平衡感覚、嗅覚、味覚といった感覚器に加えて、呼吸・発声・嚥下といった、生きて行く上で大切な領域も受け持っており、私たちの健康と快適な生活に欠かせない診療科といえます。耳や鼻の奥など、狭く細かな領域が対象となるため、スコープ検査が用いられることが多く、また、機能の診断のための聴力測定などの生理機能検査やアレルギーに対する血液検査もよく用いられ、正しい診断と治療につなげていきます。
主な対象疾患
- 耳の疾患と症状
- 中耳炎、難聴、めまい、メニエール病、突発性難聴、顔面神経麻痺など
- 鼻の疾患と症状
- アレルギー性鼻炎、花粉症、慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症、嗅覚障害、鼻出血など
- 咽喉頭の疾患と症状
- 咽頭炎、扁桃炎、声枯れ、声帯ポリープ、味覚障害、嚥下障害など
- その他の疾患
- 甲状腺腫瘤、舌腫瘍、咽喉頭腫瘍、唾液腺疾患、耳鼻咽喉科領域の外傷・奇形など
耳鼻咽喉科の特色
医師は日本耳鼻咽喉科学会および日本アレルギー学会の認定指導医であり、40年以上の経験をもとに耳鼻咽喉科疾患全般に精通しております。中でも鼻副鼻腔疾患は専門としており、内視鏡を用いた鼻副鼻腔手術は黎明期より日本のトップランナーとして手術を行ってきました。経験した手術症例数は4000人を超え、多くの鼻症状に苦しむ患者さんの福音となってきました。
基本的に耳鼻咽喉科は外科系の診療科です。手術治療においてその経験は大変重要で、当院の鼻副鼻腔治療は京都に三名しかいない、日本鼻科学会認定「鼻科手術暫定指導医」として高いレベルの医療を提供できます。鼻づまりや嗅覚障害などの鼻の症状にお困りの場合は、ぜひ一度当科の診察を受けてみてください。スタッフ一同快適な鼻呼吸の回復に向けてお手伝いをさせていただきます。
医師紹介
耳鼻咽喉科センター長
出島 健司(でじま けんじ)
- [出身大学]
- 京都府立医科大学
- [専門分野]
- 鼻内視鏡手術/鼻アレルギー/花粉症
- [専門医等]
- 医学博士
日本耳鼻咽喉科・頭頚部外科学会指導医
日本アレルギー学会指導医
- [所属学会]
- 日本耳鼻咽喉科・頭頚部外科学会/日本アレルギー学会